はじめよう!虫歯予防
あなたの歯は大丈夫ですか? 歯が痛かったり、抜けたりすると食事が美味しく食べられません。日常的に手入れをすれば歯は長持ちします。 健康な歯を維持するには食後と就眠前のブラッシングが大切です。正しいブラッシングと6ヶ月毎の定期検診を習慣づけましょう。
虫歯とはミュータンスと呼ばれる細菌が産生する酸によって歯が溶かされ、穴が開いた状態「う蝕」またはそのような状態になっている個々の歯を指して「虫歯」と呼んでいます。歯周病と同じように感染症として位置付けられており、初期の段階では自覚症状がないため自分では気付かないことが多いのが特徴です。
自宅で出来る虫歯予防
毎食後に正しい歯磨きで、口中の細菌を減らす(プラークコントロール)
砂糖を減らし、代用甘味料を使う
寝る前にフッ素入り洗口液で口の中を洗う
正しい食生活・睡眠で規則正しい生活をおくる
虫歯が出来る原因
私たちの歯の表面では毎日、脱灰(溶ける)・再石灰化が繰り返されています。脱灰とは、葉の成分が食べ物によってできる酸によって溶かされる事です。再石灰化とは脱灰の状態が元に戻る事です。
歯の表面のエナメル質に細菌(ミュータンス連鎖球菌)が付着します。 |
甘いものを食べるとさらに強く細菌を付着し歯垢を作ります。 |
歯垢の中では、糖分を取り込んで、細菌が酸を作ります。 |
||
唾液中に溶け出したカルシュウムやリンが取り込まれ、エナメル質を修復します。(再石灰化) |
唾液や食後の歯磨きにより、酸や歯垢が洗い流されます。 |
歯の成分である、カルシュウム(Ca)・リン(P)などが酸で溶け出します。(脱灰) |
虫歯の進行
食事以外に間食を多く取ると、脱灰に対し、再石灰化が追いつかず、歯の成分が溶け出したままになります。こうなると修復不能となり、虫歯が進行します。
脱灰が進んで、歯の成分であるカルシュウム・リンがどんどん溶け出しエナメル質が損傷します。 |
1の状態を放置すると、ついには歯の表面に穴があき、虫歯になり、さらに脱灰が進みます。 |